【ウェブ小説】はじめてのまちあわせ。【後編】(一歌視点)

ec_sorapuro1 ウェブ小説

※「ソライロ♪プロジェクト」本編のネタバレが含まれる可能性があります。発売されている1~6巻を読んでいない方は、ご注意ください。

今までのお話は下のページをチェック!


【登場人物】

一歌顔画像

秋吉 一歌(あきよし いちか)

動画投稿サークル「ソライロ」の絵師。小学校を卒業したばかり。

冴木顔画像

冴木 奏太(さえき そうた)

動画投稿サークル「ソライロ」の代表兼作曲担当。小学校卒業とともに東京へ引っ越した。

【物語の時期】

・「ソライロ♪プロジェクト (6)ずっとキミを待ってた」から少し後のお話。


はじめてのまちあわせ。【後編】

 どっきんと心臓がふくらんで、あわててバッと背中を向ける。

(ど、どうしよう……まだ、心の準備が……!)

 パニックになりながら、ソワソワと携帯を握りしめる。
 ――と、そのとき。
 黒い画面に光が反射して、自分の顔が映った。

(うぅ……わたし、ヘンな顔だ……っ!)

 画面に映った自分があまりにもイマイチなのは、前髪のせいなのか、緊張で顔がかたまってるせいなのか。

(どうしよう……こんな顔で彼に会わなきゃいけないなんて……!)

 絶望して、おもわず頭をかかえる。

 ……あそこにいるのが、今日の、待ち合わせの相手。

 ほんの一週間前まで、おなじクラスの「冴木くん」で。
 それと同時に、ソライロの仲間の「アオイさん」。

 でも、今は、それに加えて――。

 ――彼氏の「奏太くん」……でもある。

 そう。
 今日は、わたしたちがつきあって、はじめての……デ、デ、デート、の日……なんだ!

 あらためて意識した瞬間、顔がカーッと熱くなった。

 今でも信じられない。
 あの人が……わたしの彼氏、だなんて。

 だって、あんなにキラキラしてるんだよ?

 すっごくかっこいいし、やさしいし。
 おまけに、最高の音楽をつぎつぎに生み出す作曲師でもあって。
 わたしにとっては、ずっとあこがれで、遠い存在だった。

 それなのに……。

 ――秋吉。キミが好きです。
 ――お願いします。俺と、つきあってください。

 卒業式の日。

 わたしたちは、彼氏と彼女になった。

コメント

  1. 秋元水香 より:

    こんにちは。秋元水香です。わたしは時間割男子の大ファンです!次の巻も楽しみにしていますが、お体にも気をつけてください。応援しています!

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